VSC直営動物病院
女性勤務医院長
(臨床経験7年)(匿名)

 

1 of 2

Q:将来も臨床をずっと続けていきたいのですか?

A:自分で納得のいく診療レベルを保てる限りは続けたいと思っています。たとえそれが無理でも何か別のツールを使って、その診療レベルを維持できる限りはやらせていただきたいと思っています。年をとって視力が衰えてきたら、当然診察できる範囲が限られてきます。しかしサポートしてくれる人がいれば、自分のやれる範囲があるかもしれません。耳が遠くなれば聴診ができませんが代わりに機械で心音図を作ることができれば、やれる範囲がまた広がると思います。どこまでやれるか、本当に生涯できる仕事かどうかということは分からないですが、できるうちは現場にこだわりたいと思っています。

 もちろんお年を召しても現役バリバリでいい仕事をしている方もたくさんいます。問題は体力的なことでしょうね。手術などものすごく疲れます。自分でもちょっと難しい手術が重なるともの凄く疲れますから。私は通常は二時間くらいまでの手術がほとんどですが、慣れなかったせいで五―六時間かかった手術もありました。大きな腫瘍をとる手術でしたが癒着があったりで大変でした。一番大変なのは動物なのですが。

 もの凄く集中しますよ。助手のときも同じ気持ちでやっていたつもりでしたが、執刀者になると手袋の中にびっしょり汗をかいていたりしてびっくりします。終わるとビタミンジュース買ってきてもらったりします。疲れきったてますから「後は片付けといてぇー!」といった状態です。

Q:手術の回数は多いですか?

A:忙しい月は毎日のようにあります。今ではペットを飼う方は避妊と去勢を結構されますので、その件数だけでもそのぐらいの数になります。加えて週一回ぐらい少し難しい手術が入ってきます。

Q:今後目指していることなど、具体的な目標はありますか?

A:専門医か総合医かという点で、総合医としての面白さが私にとっては大きいです。一つの専門分野として、「皮膚が好きだからちょっと集中して勉強してみたい」という思いなどはありますが、基本的には“理想的な町医者でありたい”と考えています。ごく普通のサラリーマン家庭で子どもが小学生くらいになって犬でも飼い、「さてどこの病院に連れて行こうか」というときに選んでいただけるような病院になりたいと思っています。

Q:地元の人によく知られている病院ですね。

A:今私は企業病院の勤務医ですから、異動などがある可能性もあるわけですが、自分のスタンスとしてはそういう気持ちです。人間の病院は専門化が進みすぎていますよね。私が以前鼻血が止まらなくなって内科に行ったとき、鼻は診てくれずに血液検査をされました。「鼻が切れてませんか?」と尋ねたら、「鼻は耳鼻科に行ってください」と言われました。そういうことは人間の病院ではよくあると聞きます。分業のしすぎでしょう。

 ですから総合的な診断力というのが逆にまた求められてきているとも聞きます。もちろん専門性ということも大事ですので、できれば「専門医+かかりつけの医者」という体制が整うことが最も理想的なのでしょう。今は専門医はいますが、普通の町医者との連携を考えてくれている専門医がまだまだ少ないです。難しい治療を専門医がやり、また患者さんを返してくれるみたいな連携のとり方がよいと思います。人間の場合の大学病院みたいな連携のとり方がまだできていないので、それは私たちの患者さんにとってもデメリットではないかと思います。

 

 

1 of 2

 

経営理念 病院案内 勉強会 募集フォーム 社員インタビュー 会社案内
Q&A