VSC直営動物病院
女性勤務医院長
(臨床経験7年)(匿名)

 

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Q:獣医志望者は女性のほうが多くなっているようですが、考えておいたほうがよいことや準備しておいた方がよいこととなどはありますか?

A:余裕があればなるべく医療の現場を何箇所か見たほうがよいとは思います。病気について知るという視点で見るのではなく、飼い主さんと獣医師とのやりとりや、飼い主さんがどんなことを考えているのか、そういうところを見てよく考えておかなければいけませんね。学問頭で臨床に向かうと現場で必ず苦労しますので、飼い主さんとのコミュニケーションを現場の人達がどれほど重要視してるかを知っておくとよいと思います。飼い主さんに納得してもらうために、毎日気を使っていますからね。

Q:学生時代に現場を見る機会は誰でも作っていけるのですか?

A:獣医科学生はカリキュラムがびっしりですので日曜日などの休みを使うしかないと思います。後は夏休み、冬休みなど。少し実習をすると卒業後に随分楽になると思います。

Q:そうしてる学生は少ないのですか?

A:少ないと思いますがこれからは増えてくると思います。大学の授業で小動物の実際の診療の流れに沿った勉強がもう少しやれていなたらもう少し楽だったかなという気持ちはあります。今はだいぶ変わっているみたいですが。

Q:今の学生と、先生の学生時代では違っている部分は多いですか?

A:私のいた大学では今は月一回ぐらいで“臨床勉強会”みたいなことをやっていて、外部の先生たちも呼んで症例発表会などを行っているそうです。外科や内科の研究室の学生が大学の家畜病院に来た症例の症例発表会をやっているのですが、凄くよいことだと思います。私の時代にはなかったので、外科と内科の研究室以外で学ぶとブランクができてしまうような面がありました。

Q:一番、やりがいを感じるのは治ったときですか?

A:ちょっと難しい病気をきちんと診断できたときと、やはり飼い主さんから感謝されたときです。それが私たちの報酬だと思います。でもなかなか難しいですよ。「治って当然」と思われることもありますから。

Q:大失敗はありましたか?

A:ありました。生死に関わらないことでしたが。無い病院のほうが珍しいと思います。全く無いというのは難しいのではないでしょうか。やはり人の手が介在する限り。自分の手でした結果ですから本当に嫌になります。「何をしているんだ」って。さっきの関先生のお話しじゃないですけど嫌になりますね。それで「もうこの病気は診ない」とか「これには手をつけない」って決めてしまうのは楽ですがそうするとどんどん自分の枠が狭まってしまいますから、やはり今度同じ症例が来たときには誰か優秀な先生にサポートしていただいて勉強し直すなどしながら克服していくものだと思っています。

 

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